リフォーム打ち合わせ

私が購入したマンションは、北側に広いルーフバルコニーがある物件。元々は北側に寝室があるところを、まるごとLDKにしてしまおう!ということを中心に打ち合わせはスタートした。我が家の場合、北側がひらけており眺めが良かったこと、出幅のあるバルコニーのおかげで明るさは十分確保できることがポイントだった。
この間取り変更に伴い、水回りの場所も大移動することになる。
ただそれだけ大規模な工事となると、気になるのはやはりその金額。案の定、間取り変更以外にもやりたいことや提案されたことを詰め込んでみると、総額はとんでもないことに。
このページや普段の業務を通して現実をクライアントに見せるのが不動産屋の仕事だとわかってはいたが、楽しかった夢の打ち合わせの時間が、一気に現実に戻った瞬間だった。

とは言え、限られた予算の中でいかに理想の空間を創り出せるかがリフォームの魅力。自分の中でやりたいことの優先順位をつけ、リフォーム担当と試行錯誤する日々が続いた。
もともと希望していた、無垢フローリングをはることと、チェッカーガラスを使ったリビングドアにすること、という2つは外せない。逆に、寝るだけになるであろう寝室の床は無垢でなくカーペットに。料理はほとんどしていなかったためキッチンには全くこだわらず。トイレも浴室も贅沢はしない。
そうやって相談を進める中で、無事なんとかなる金額に収めることが出来たのは、私の言うざっくりとした希望やイメージをきちんと形にして返してくれる担当がいてくれたからこそである。そして散々自分のお客様にも話してきたことだが、やはりリフォーム予算はある程度余裕を持って見ておいた方がよいと、これも身をもって知ることになった。