自炊生活にシフトして

仕事が忙しく、食事も外食や弁当に頼って生きてきた。それが自身の体に表れて、このままではいけないと危機を感じ、生活を改める決意をした。

食べることは生きること。生きていくのに欠かすことのできない食事を見直そうと思ったものの、これまであまり自炊をしてこなかったので料理のレパートリーは少なく、また仕事の忙しさもあり、料理を毎日続ける自信がなかった。
母に相談したところ土井善晴の『一汁一菜でよいという提案』という本を教えてもらい早速購入。料理といえば毎日違うおかずを何品も用意しなければならない、すなわち様々な料理のレパートリーが必要だと思っており、その考えが料理のハードルを上げていた。しかしこの『一汁一菜でよいという提案』という本は目から鱗。とにかく衝撃で、でも優しくて、私みたいに料理にコンプレックスを抱いている人におすすめしたいです。

母のおかげで料理を気負わなくなった私は少しずつ自炊にトライ。少しでも体にと、お米には雑穀を混ぜて炊いていますが、黒米を混ぜるとごはんがモチっとして美味しくなるのでお気に入り。汁物は毎食欠かさず付けています。自炊をはじめた頃は毎回毎回作っていましたが、それだと手間がかかるため、休みの日に野菜をざく切りし大きな鍋で水炊きにしたものをベースに、味噌汁やスープに加工するように。おかずはお惣菜を頼る事もありますが、それでも自炊をはじめてから食費がかなり減り、体重も減ってよかったです。